特集　落下した土木資本〜新しい点検技術　機動的な非破壊への関心高まる
日経コンストラクション　第240号　1999.9.24

この記事の情報
掲載誌	日経コンストラクション　第240号（1999.9.24）
ページ数	2ページ　（全1679字）
形式	PDFファイル形式　（114kb）
雑誌掲載位置	46〜47ページ目

　打音検査は，人間の耳のセンサーを使った検査技術だ。その信頼性は高い。しかし，打音検査にも苦手な分野がある。短時間に広い範囲を点検する効率性と，いつどこでも同じ検査水準を保つ確実性だ。　打音検査を行うには，人間がトンネル工作車などを使って高いところに登り，ハンマーで覆工面をたたかなければならない。人によっては判定結果が異なる。音を聞き分けるには経験も必要だ。福岡トンネルの事故を受けて運輸省や建設省…