〔特集〕よみがえる石川経夫 同期が語る 岩井克人(神奈川大学特別招聘教授) 新古典派理論に対抗した同志だった
エコノミスト 第103巻 第1号 通巻4855号 2025.1.7
| 掲載誌 | エコノミスト 第103巻 第1号 通巻4855号(2025.1.7) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全1490字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (402kb) |
| 雑誌掲載位置 | 89頁目 |
石川経夫君は東京教育大(現筑波大)付属高校の同窓生だが、親しくなったのは東大経済学部で小宮隆太郎先生のゼミに入ってから。当時の経済学部はマルクス経済学の牙城で、近代経済学(新古典派やケインズ理論)を研究しようとする学生は少数だった。 私も最初はマルクス経済学を勉強したが失望し、経済学を続けようか悩む中、根岸隆先生の「近代経済学」の講義に感銘したのが転機になった。大学3年の1968年、宇沢弘文先生…
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