〔書評〕読書日記 減少著しい若年層の非行 統計に基づき分析・検証=荻上チキ
エコノミスト 第100巻 第9号 通巻4736号 2022.3.1
掲載誌 | エコノミスト 第100巻 第9号 通巻4736号(2022.3.1) |
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ページ数 | 1ページ (全1451字) |
形式 | PDFファイル形式 (248kb) |
雑誌掲載位置 | 55頁目 |
×月×日 浜井浩一『エビデンスから考える現代の「罪と罰」』(現代人文社、2750円)は、多くの犯罪研究書からも、さらに踏み込んだ一冊だ。犯罪統計を見る限り、現在の日本は戦後最も安全な社会となっている。一時期メディアは、「治安悪化」「少年犯罪の凶悪化」を声高に叫んだが、それらの言説は事実に反する。特に若年層の犯罪率低下は著しく、「少年の非行離れ」が進んでいる。「少年の非行離れ」が起きているのは、日本…
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