〔書評〕歴史書の棚 記録に記憶が影落とす 同時代史の面白さ＝本村凌二
エコノミスト 第９７巻 第３２号 通巻４６１３号 2019.8.20
| 掲載誌 | エコノミスト 第９７巻 第３２号 通巻４６１３号（2019.8.20） |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ （全966字） |
| 形式 | PDFファイル形式 （414kb） |
| 雑誌掲載位置 | ６４頁目 |
昨年３月末、早大を定年退職した折、私の最終講義は「ネロ帝と裕次郎」。ローマの歴史家タキトゥスの少年時代はネロ帝の治世、私の青少年時代は戦後最大のスターといわれた石原裕次郎の全盛期だった。その歴史を語ることは同時代になるのだ。 ローマ共和政末期の歴史家サルスティウスも『ユグルタ戦争 カティリーナの陰謀』（岩波文庫、１０７０円）で同時代史を描く。ごく近い過去をふくむ現代の事件を俎上(そじょう)にあげ…
記事の購入（ダウンロード）
購入には会員登録が必要です 会員登録はこちら
価格 220円（税込）
他のIDで購入する
G-Search ミッケ！は雑誌を記事ごとに販売するサービスです。
この記事は「1ページ（全966字）」です。ご購入の前に記事の内容と文字数をお確かめください。
（注）特集のトビラ、タイトルページなど、図案が中心のページもございます。
〔書評〕話題の本 『言葉の服 おしゃれと気づきの哲学』他
〔書評〕著者に聞く 『なぜオフィスでラブなのか』 著者・西口想さん 労働団体職員
〔書評〕永江朗の出版業界事情 日韓共通テーマとしてのフェミニズム
〔ワシントンＤＣ〕ＷＡＳＨＩＮＧＴＯＮ Ｄ．Ｃ． 国勢調査の質問追加 政権敗北でも残る火種＝古本陽荘
〔中国視窓〕チャイナウオッチ 「習１強」の“参謀”王滬寧氏 内憂外患で強める対外強硬政策＝金子秀敏
