〔特集〕とことんMMT(現代貨幣理論) 私が意義を見いだす理由 MMTは新次元の政策 均衡財政主義の再考を=岡本英男
エコノミスト 第97巻 第25号 通巻4606号 2019.6.25
掲載誌 | エコノミスト 第97巻 第25号 通巻4606号(2019.6.25) |
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ページ数 | 7ページ (全3170字) |
形式 | PDFファイル形式 (3336kb) |
雑誌掲載位置 | 71〜77頁目 |
福祉国家とその財政を研究テーマとしている筆者が、MMTの理論を本格的に研究し始めたのは2008年のリーマン・ショック後である。 福祉国家実現には、完全雇用こそがもっとも有効な手段である。第一次・第二次世界大戦の元凶も、職がないことへの庶民の不満の高まりであった。職のない者を給付や税控除で救済するのも一手段ではある。しかし、国家による雇用保障は、国民に「自分が社会で必要とされている」という自尊心を…
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