〔特集〕変わる!相続法 改正ポイント4 預金の仮払い制度 遺産分割前に支払い可 生活費にも困らない=小堀球美子
エコノミスト 第96巻 第31号 通巻4562号 2018.8.7
掲載誌 | エコノミスト 第96巻 第31号 通巻4562号(2018.8.7) |
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ページ数 | 1ページ (全1096字) |
形式 | PDFファイル形式 (301kb) |
雑誌掲載位置 | 34頁目 |
亡くなった人が遺産として普通預金を残していた場合、従来の裁判所の考え方は、人の死亡(相続開始)によって、その預金は何の手続きがなくても相続人に分割されるというものだった。例えば、すでに母を亡くしていた父親が預金300万円を残して死亡した場合、長男と長女はそれぞれ法定相続分(2分の1)である150万円ずつの払い戻しを、銀行に求めることができると考えられていた(図1)。長男と長女の間で普通預金を分け…
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