〔特集〕変わる！相続法　よくある相続トラブル　親の預貯金の「使い込み」多発　出納帳に記録をつけて予防＝小堀球美子
エコノミスト　第９６巻　第３１号　通巻４５６２号　2018.8.7

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９６巻　第３１号　通巻４５６２号（2018.8.7）
ページ数	2ページ　（全2306字）
形式	PDFファイル形式　（646kb）
雑誌掲載位置	３２〜３３頁目

　親が高齢で亡くなる場合、身体が弱っているために預貯金などの自分のお金を、自身では管理できない状況になることがしばしばある。そんな時、親は介護などの助けを必要とし、親族や、近しい人に金銭の管理を任せる場合がある。特に多いのが、頼りにしている同居の子や自分の介護をしてくれる子（Ａとする）に管理を委ねるケースだ。通常、Ａは親が亡くなれば法定相続人になる。　預貯金通帳や、キャッシュカード、印鑑などを預け…