〔書評〕歴史書の棚 国際比較で考える「象徴天皇」制度=井上寿一
エコノミスト 第96巻 第14号 通巻4545号 2018.4.3
| 掲載誌 | エコノミスト 第96巻 第14号 通巻4545号(2018.4.3) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全916字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (236kb) |
| 雑誌掲載位置 | 66頁目 |
平成から次の時代へと代わろうとしている。これからの「象徴天皇」制度はどうなるのか。君塚直隆『立憲君主制の現在』(新潮選書、1400円)がこの問題を考える際の大きな手掛かりとなる。 結論から先に確認する。これからも「象徴天皇」制度が続く条件は次の三つである。 第一は「開かれた皇室」の広報の必要性である。「時代とともに変化する国民のニーズにあった情報」を伝えることが望まれる。 第二は皇室典範の改正に…
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