〔原発〕ルポ　「緊急事態」に備えた美浜施設　原発収束作業プログラムを取材＝開沼博
エコノミスト　第９６巻　第１３号　通巻４５４４号　2018.3.27

「美浜原子力緊急事態支援センター」はその名の通り、原子力に関する緊急事態が起きた時、その収束作業の支援を担うことを目的に２０１６年12月に本格運用を開始した施設だ。「原発銀座」と呼ばれることもある福井県嶺南地域沿岸部の中心、美浜町の広さ約２万６０００平方メートルの敷地内には事務所棟、資機材保管庫・車庫棟、屋外訓練フィールド、ヘリポートが建ち並ぶ。　支援センターは電力会社・事業者自らが事故への対応能…