〔特集〕２０１８よい節税悪い節税　持ち株会社　事業承継なら大きなメリット　だまされたあなたの救済策にも＝青木寿幸
エコノミスト　第９６巻　第４号　通巻４５３５号　2018.1.30

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９６巻　第４号　通巻４５３５号（2018.1.30）
ページ数	3ページ　（全3124字）
形式	PDFファイル形式　（1119kb）
雑誌掲載位置	２８〜３０頁目

　会社の業績を上げようと頑張ってきた社長が、子に事業承継するときに株式の評価が高くなりすぎて、頭を悩ませるケースは多い。相続では、株式の評価に比例して相続税が高くなる。株式を継いだ子は相続税という高額な「負債」を背負うことになり、個人で支払いながら会社を経営していく場合、競合他社と比べて不利になる。さらに相続財産に占める株式の割合が高い場合、相続する親族間の争いの種にもなりかねない。　このとき、銀…