〔特集〕検証なき日銀 量的緩和の弊害 国債と社債の価格決定が機能不全に=徳島勝幸
エコノミスト 第94巻 第17号 通巻4446号 2016.4.19
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第17号 通巻4446号(2016.4.19) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全1452字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (512kb) |
| 雑誌掲載位置 | 28〜29頁目 |
日銀の導入したマイナス金利付き量的・質的金融緩和によって、国債のイールドカーブ(利回り曲線)は全般的に大きく水準が低下している。ついに10年物前後の国債まで利回りがマイナスになった。この現象は、過度の金融緩和政策による矛盾と限界を露呈しているのかもしれない。 日銀は、数度にわたる金融緩和の強化で、国債の買い入れ額と年限を徐々に拡大してきた。かつては政策の出口を意識して短い年限の国債を中心に購入し…
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