〔特集〕検証なき日銀 合理的期待形成の罠 日銀の公約が届かない三つの理由 人々は合理的より適応的に予想=川越敏司
エコノミスト 第94巻 第17号 通巻4446号 2016.4.19
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第17号 通巻4446号(2016.4.19) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全3088字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (494kb) |
| 雑誌掲載位置 | 24〜25頁目 |
日銀の量的・質的金融緩和政策(QQE)の理論的な土台に「合理的期待形成仮説」がある。経済活動に参加する企業や家計は、何らかの形で将来の市場や政府の動向について常に予想している。このため、日銀は、企業や家計の「将来も物価が上がらないのでは」という予想を変え、人々の心に長く根付いていたデフレ心理を払拭(ふっしょく)させたい考えだ。それは、すでに名目金利がゼロに近づいた状態で、実質金利(=名目金利─期…
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