〔特集〕検証なき日銀 円安効果 貿易赤字と米金融正常化が追い風 今後は追加緩和の効果が低減=武田紀久子
エコノミスト 第94巻 第17号 通巻4446号 2016.4.19
掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第17号 通巻4446号(2016.4.19) |
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ページ数 | 2ページ (全2999字) |
形式 | PDFファイル形式 (463kb) |
雑誌掲載位置 | 26〜27頁目 |
黒田日銀の「量的・質的金融緩和(QQE)」の成果の一つに円高是正がある。中央銀行は決してそれを公言しないが、通貨安は、金利がほぼゼロに低下した状態で行われる非伝統的金融緩和策が経済を刺激する主要な経路の一つである。特に2014年10月に打ち出されたQQE拡大策のインパクトは大きく、その後、ドル・円相場が120円台の円安水準で推移する大きな原動力になった。もっとも、この約3年で円相場が5割近くも下…
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