〔特集〕検証なき日銀 マイナス金利の副作用 需要先食いで自然利子率低下も QQEで国債バブルを醸成=翁邦雄
エコノミスト 第94巻 第17号 通巻4446号 2016.4.19
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第17号 通巻4446号(2016.4.19) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2882字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (2028kb) |
| 雑誌掲載位置 | 30〜31頁目 |
日本銀行は、2013年4月から量的・質的金融緩和(QQE)政策を採ってきた。「2年でCPI(消費者物価指数)2%の上昇率」達成という当初の目標は、今も達成できておらず、日銀が強調している原油価格低下の影響を差し引いても1%程度にとどまる。予想インフレ率も低下し始めており、目標達成への道のりは遠い。他方、長期国債の大量購入を主軸とするQQEは、実行できる期間の限られる短期決戦型の枠組みであり、いず…
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