〔特集〕自壊するドル 30年周期で読み解く 世界経済・ドルの安定化には米国のリストラが必須だ=土田陽介
エコノミスト 第103巻 第20号 通巻4874号 2025.7.15
| 掲載誌 | エコノミスト 第103巻 第20号 通巻4874号(2025.7.15) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2451字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (635kb) |
| 雑誌掲載位置 | 34〜35頁目 |
年明けに就任した米国のドナルド・トランプ大統領は、強くて弱いドルを志向した。つまり基軸通貨としてのドルの位置づけを保ちつつ、為替レートを引き下げようとしたわけだ。とはいえその野望は、就任から4カ月早々でくじけてしまった。そればかりか、自ら不透明性を高めたことで、各国の投資家の米債離れ並びにドル離れを誘発した。要するにトランプ大統領がもたらしたのは、歴史に残るドル不安だったわけだ。 通常、為替レー…
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