〔特集〕日銀「いばらの出口」 政府が日銀に課す難題 円安加速と利上げ回避=田巻一彦
エコノミスト 第102巻 第23号 通巻4840号 2024.7.30
| 掲載誌 | エコノミスト 第102巻 第23号 通巻4840号(2024.7.30) |
|---|---|
| ページ数 | 3ページ (全2786字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (2956kb) |
| 雑誌掲載位置 | 74〜76頁目 |
国債購入額の減額を決めた日銀は、利上げの時期を探る。世界でも例を見ない600兆円に迫る大量の国債を抱えた中央銀行の「金融の正常化」に踏み出すが、その道程は厳しい難路である。 日銀が今、37年半ぶりのドル高・円安に直面し、金融政策の岐路を迎えている。その発端は4月26日の会見だった。「基調的な物価上昇率への影響は、無視できる範囲との認識だったのか」と、円安進行の影響力について聞かれた植田和男総裁は…
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