〔神の「家系図」で読み解く世界三大一神教〕／７　ユダヤ教、キリスト教を認め　その信者を受容するイスラム教＝福富満久
エコノミスト　第１０２巻　第２３号　通巻４８４０号　2024.7.30

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第１０２巻　第２３号　通巻４８４０号（2024.7.30）
ページ数	2ページ　（全2836字）
形式	PDFファイル形式　（3163kb）
雑誌掲載位置	７０〜７１頁目

　＜ユダヤ教、キリスト教、イスラム教に秘められた物語の旅路＞　神アラーはイスラムへの改宗が望ましいとしながらも慈悲深く、ユダヤ教やキリスト教を一定程度認めている。　聖書はユダヤ教、キリスト教にとっての聖典にあたるが、イスラム教の聖典にはコーラン（クルアーン）がある。ただし、イスラム教でも旧約・新約の聖書も聖典とされている。実際、そのコーランには、澄み切った蜜の川がある楽園の話や、ノア（ヌーフ）、モ…