
〔書評〕『日本銀行 我が国に迫る危機』 評者・後藤康雄
エコノミスト 第101巻 第17号 通巻4792号 2023.5.9
掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第17号 通巻4792号(2023.5.9) |
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ページ数 | 2ページ (全1242字) |
形式 | PDFファイル形式 (460kb) |
雑誌掲載位置 | 76〜77頁目 |
◇著者 河村小百合(日本総合研究所調査部主席研究員) 講談社現代新書 1100円 ◇異次元緩和を真っ向批判 財政破綻の危ういシナリオ タイタニック号沈没の場面を描いた帯が本書の内容を象徴している。長年シンクタンクで金融・財政政策を研究してきた著者は、日本の現状に強い警鐘を鳴らす。日本銀行の「異次元緩和」と、それが生んだ財政規律の緩みへの厳しい批判だ。とはいえ、論点も出尽くしたリフレ論争(デフレ克…
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