〔書評〕『蛇と梯子 イギリスの社会的流動性神話』 評者・藤好陽太郎
エコノミスト 第101巻 第14号 通巻4789号 2023.4.4
| 掲載誌 | エコノミスト 第101巻 第14号 通巻4789号(2023.4.4) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全1257字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (474kb) |
| 雑誌掲載位置 | 64〜65頁目 |
◇著者 セリーナ・トッド(オックスフォード大学教授) 訳者 近藤康裕 みずず書房 6600円 ◇労働者らの声を丹念に渉猟 階級の梯子は神話と告発 英国で街を歩くと、袋に書かれたスーパーの名前や発音などから「階級」が透かし見える。下層階級を主人公としたディケンズの小説や、貴族と使用人を描いたドラマ「ダウントン・アビー」は高い人気を誇り、階級への好奇の目を裏付けている。 時の政権は、英国はメリトクラ…
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