〔書評〕歴史書の棚 講演の雰囲気を醸し出す『歴史とは何か』の新訳=本村凌二
エコノミスト 第100巻 第31号 通巻4758号 2022.8.16
掲載誌 | エコノミスト 第100巻 第31号 通巻4758号(2022.8.16) |
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ページ数 | 1ページ (全946字) |
形式 | PDFファイル形式 (296kb) |
雑誌掲載位置 | 62頁目 |
戦後生まれの第1世代は今や70歳代半ばで団塊の世代ともよばれている。その世代のなかで歴史学を志した連中の多くが最初に手にした本となると、E・H・カー『歴史とは何か』(岩波新書)だったのではないか。評者も例外ではなく、「すべての歴史は現代史である」という文句がなにやら新鮮だったように覚えている。 この名著の新訳『歴史とは何か 新版』(近藤和彦訳、岩波書店、2640円)が出た。もともと連続講演であり…
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