〔アートな時間〕美術 福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ=石川健次
エコノミスト 第97巻 第16号 通巻4597号 2019.4.16
掲載誌 | エコノミスト 第97巻 第16号 通巻4597号(2019.4.16) |
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ページ数 | 2ページ (全1263字) |
形式 | PDFファイル形式 (841kb) |
雑誌掲載位置 | 92〜93頁目 |
◇社会を冷徹に、知的に見つめ 混迷を増す今、改めて輝きを増す しばしば戦後美術の起点に位置づけられると本展図録にある。図版に挙げた作品だ。裸体の男性が積み重なっている。明らかにおぞましい状況だ。異臭さえ漂いそうなほどの異様な光景とは不釣り合いな青空が、異様を際立たせる。 この絵を描いた福沢一郎(1898〜1992)は、戦前戦後を通じて昭和の洋画界を牽引(けんいん)した画家だ。美術史的には日本にシ…
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