〔本誌版「社会保障制度審」〕第15回 超少子化の背景に四つの複合要因 根強い男女役割分業的な価値観=阿藤誠
エコノミスト 第96巻 第38号 通巻4569号 2018.10.2
掲載誌 | エコノミスト 第96巻 第38号 通巻4569号(2018.10.2) |
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ページ数 | 2ページ (全2540字) |
形式 | PDFファイル形式 (1100kb) |
雑誌掲載位置 | 70〜71頁目 |
前回、わが国の超少子化が、人口学的には主として「結婚の先送り」に連動した「出生の先送り」によって起こったことを明らかにした。この現象は、時代的には1970年代半ばから2000年代半ばまで、世代的には50年代前半生まれ以降70年代後半生まれ世代まで不可逆的に続いた。それでは、この時代、この世代でなぜ先送り行動が続いたのであろうか。超少子化の背景は複合的であるが、以下4点に整理してみる。 第一は、高…
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