〔書評〕歴史書の棚 民の目線を尊重した画期的な三国志論=加藤徹
エコノミスト 第96巻 第31号 通巻4562号 2018.8.7
掲載誌 | エコノミスト 第96巻 第31号 通巻4562号(2018.8.7) |
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ページ数 | 1ページ (全943字) |
形式 | PDFファイル形式 (274kb) |
雑誌掲載位置 | 62頁目 |
「小田原評定」という成語がある。豊臣秀吉に小田原城(神奈川県小田原市)を包囲された後北条氏は、無駄に会議を重ねるだけで反撃できず、結局、降服して滅亡した。筆者は、後北条氏は無能だと思っていた。が、ある日、小田原市の北条氏政・氏照の墓所の看板を見て驚いた。小田原市民は今も後北条氏に感謝していたのだ。彼らが秀吉の条件をのみ、潔く切腹したおかげで、領民は戦争の惨禍に巻き込まれずに済んだ。歴史は声なき民の…
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