〔書評〕歴史書の棚 近代日本はいかにして同盟と格差に対したか=井上寿一
エコノミスト 第96巻 第30号 通巻4561号 2018.7.31
掲載誌 | エコノミスト 第96巻 第30号 通巻4561号(2018.7.31) |
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ページ数 | 1ページ (全937字) |
形式 | PDFファイル形式 (241kb) |
雑誌掲載位置 | 56頁目 |
坂野潤治『近代日本の構造』(講談社現代新書、880円)は、日本近代史を手がかりに求めて、今日の日本が抱える二つの問題(日米同盟と格差社会)を考える試みである。 日米同盟に比すべき日英同盟は脆弱(ぜいじゃく)だった。それでも日英同盟が終結すれば、日本外交は不安定化する。結局は日中戦争に至る。日中戦争は次の破局の前兆であると同時に、別の可能性のきっかけにもなり得た。蒋介石の中国国民政府を相手として、…
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