〔独眼経眼〕賃金を上げるのは物価より人手不足=藤代宏一
エコノミスト 第96巻 第18号 通巻4549号 2018.5.8
掲載誌 | エコノミスト 第96巻 第18号 通巻4549号(2018.5.8) |
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ページ数 | 1ページ (全1060字) |
形式 | PDFファイル形式 (346kb) |
雑誌掲載位置 | 112頁目 |
2018年春闘の賃上げ率は2・13%(3回目集計、連合公表)と、約20年前と同等の伸び率となった。企業収益が改善するなか、人手不足解消の目的もあって、企業は賃上げを進めている。フルタイム労働者の所定内給与の伸びは1%近くへと高まり、それに応じて消費者物価は労働集約的なサービス物価を中心に上昇率を高めると予想される。こうした「賃金→物価」の波及メカニズムは、デフレ脱却の観点から望ましい。 問題は持…
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