〔エコノミストリポート〕脱金融ビジネス　「生体解剖」に追い込まれるＧＥ　名門コングロマリットの教訓＝松田遼
エコノミスト　第９６巻　第１０号　通巻４５４１号　2018.3.13

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９６巻　第１０号　通巻４５４１号（2018.3.13）
ページ数	4ページ　（全4328字）
形式	PDFファイル形式　（785kb）
雑誌掲載位置	３８〜４１頁目

「電力の落ち込みが激しい。当面、厳しい市場の状況が続く」　米国を代表する名門コングロマリット（複合企業）であるゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）のジョン・フラナリー最高経営責任者（ＣＥＯ）の表情は険しい。　◇１兆円の赤字　ＧＥが１月24日に公表した２０１７年10〜12月期決算の最終損益は、98億２６００万ドル（約１兆円）の赤字となった（前年同期は34億８６００万ドルの黒字）。17年度通期でも最終損益…