〔アートな時間〕クラシック　モーリス・ベジャール・バレエ団　来日公演＝梅津時比古
エコノミスト　第９５巻　第４５号　通巻４５２６号　2017.11.21

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９５巻　第４５号　通巻４５２６号（2017.11.21）
ページ数	2ページ　（全1221字）
形式	PDFファイル形式　（875kb）
雑誌掲載位置	９６〜９７頁目

　◇革命的振付家ベジャール　没後10年に生まれる新たな命　モーリス・ベジャールを何と呼べばいいのだろう。もちろん振付家ではある。しかし彼は哲学者であった。彼は詩人であった。劇作家であった。映像作家であった。美術家であった。音楽家であった。教育者・指導者であった。そして革命家であった。　振付家としての仕事は、番号制オペラから総合楽劇に変えるような基本構造の大変革を成し遂げた。哲学者としては、踊りの体…