〔アートな時間〕映画 光 三浦しをんの異色の原作 日常にひそむ暴力と欺瞞を暴く=寺脇研
エコノミスト 第95巻 第45号 通巻4526号 2017.11.21
掲載誌 | エコノミスト 第95巻 第45号 通巻4526号(2017.11.21) |
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ページ数 | 2ページ (全1127字) |
形式 | PDFファイル形式 (875kb) |
雑誌掲載位置 | 96〜97頁目 |
三浦しをんの小説は多数映画化されている。箱根駅伝を扱う「風が強く吹いている」、便利屋稼業コンビの直面する事件を描く「まほろ駅前多田便利軒」、辞書の編集という仕事を追った「舟を編む」を観ると、シリアスなテーマを取り上げながらもどこかユーモアを漂わせるのがこの小説家の作風と思わせる。 しかし、「まほろ駅前…」の大森立嗣監督の手で映画化されたこの作品にユーモアは皆無だ。原作者自身、「日常のなかにひそむ…
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