〔アートな時間〕映画 マンチェスター・バイ・ザ・シー 嘆きに心を蝕まれている男と曇天の人生の背後にあるもの=芝山幹郎
エコノミスト 第95巻 第19号 通巻4500号 2017.5.16
掲載誌 | エコノミスト 第95巻 第19号 通巻4500号(2017.5.16) |
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ページ数 | 2ページ (全1179字) |
形式 | PDFファイル形式 (1023kb) |
雑誌掲載位置 | 96〜97頁目 |
最初に漁船が出てくる。最後にも漁船が出てくる。同じ漁船だ。乗っているのはどちらも3人だが、変わらないのは2人だけだ。海は凪(な)ぎ、空は曇っている。 人生の大半は曇天かもしれない。数少ない晴天やめったにない荒天は記憶に残りやすいが、人生の大半を占めるのは、それ以外の天候ではないか。だとすれば、曇天は無視できない。「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の舞台となったマサチューセッツ州北部の漁村も、曇天…
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