〔特集〕良い貿易、悪い貿易 わがまま大国 米国の本質は保護主義=米倉茂
エコノミスト 第95巻 第13号 通巻4494号 2017.3.28
掲載誌 | エコノミスト 第95巻 第13号 通巻4494号(2017.3.28) |
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ページ数 | 2ページ (全2713字) |
形式 | PDFファイル形式 (610kb) |
雑誌掲載位置 | 24〜25頁目 |
米国はもともと保護主義の伝統で成り立っている。米国の歴史を見ると、保護主義が基調であり、自由主義はそのバリエーション(変種)にすぎない。いわば、保護主義の鎧(よろい)の上に自由貿易のマントを羽織り、自分の都合で躊躇(ちゅうちょ)なく脱ぎ捨てるのが米国なのである。 例えば、1980年代の日米貿易不均衡問題を思い起こしてみる。当時の米国は、「公正貿易」の名の下に、日本をはじめ貿易相手国に内需拡大や市…
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