〔特集〕世界史に学ぶ金融政策 見直し必要な日銀の戦略 金融政策には限界がある 「戦術」で補えない「戦略」の失敗=池尾和人
エコノミスト 第94巻 第15号 通巻4444号 2016.4.5
| 掲載誌 | エコノミスト 第94巻 第15号 通巻4444号(2016.4.5) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2978字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (568kb) |
| 雑誌掲載位置 | 40〜41頁目 |
一つの「戦術」としてみると、日銀のマイナス金利政策はよく考えられた仕組みで、評価できないものではない。階層構造を導入し、政策に伴う副作用をできるだけ抑えて効果を上げられるよう設計されている。 すなわち、民間の金融機関が日銀に預ける日銀当座預金は、(1)マイナス0・1%の金利を適用する「政策金利残高」、(2)0%を適用する「マクロ加算残高」、(3)プラス0・1%を適用する「基礎残高」──の三つの階…
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