〔特集〕軽き日本国憲法 「永続敗戦国」の憲法に優先する米国 安保法制が示した二重の法体系=白井聡
エコノミスト 第93巻 第30号 通巻4407号 2015.7.28
| 掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第30号 通巻4407号(2015.7.28) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2861字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (780kb) |
| 雑誌掲載位置 | 76〜77頁目 |
新安保法制を契機として、戦後憲法における本質の問題が、いよいよのっぴきならない形で姿を現してきた。集団的自衛権の行使容認は、疑いなく参戦を、つまり自衛隊員が殺し殺されるという状況を導く。政府は、「限定的行使容認」をアピールしているが、この「限定」を段階的に取り払っていく目論見であることは、言うまでもない。ゆえに、新安保法制が違憲であることは、明らかである。 問題は、「なぜこのような明白な違憲立法…
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