〔特集〕円安異変 リスクシナリオ 新興国市場の混乱と消費再増税見送りは円高要因=高島修
エコノミスト 第92巻 第7号 通巻4328号 2014.2.11
掲載誌 | エコノミスト 第92巻 第7号 通巻4328号(2014.2.11) |
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ページ数 | 2ページ (全3076字) |
形式 | PDFファイル形式 (387kb) |
雑誌掲載位置 | 26〜27頁目 |
2012年10月、筆者は「円高の終わり」というタイトルのリポートを執筆した。足元に至るドル高・円安が始まったのは、その直後であった。注目したのは、12年前半、欧州ソブリン危機という歴史的な危機が発生したにもかかわらず、円高が進まなかったこと。「危機の円高」が不発に終わったのである。「危機の円高」の主因は、持ち高調整と経常収支である。つまり、金利差を狙ったキャリー取引などで売られていた円が、危機発…
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