〔経済学・何を考えてきたか〕格闘と安逸 現代経済学の系譜をたどる(その2止)=若田部昌澄
エコノミスト別冊 第91巻 第56号 通巻4321号 2013.12.23
掲載誌 | エコノミスト別冊 第91巻 第56号 通巻4321号(2013.12.23) |
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ページ数 | 6ページ (全4486字) |
形式 | PDFファイル形式 (748kb) |
雑誌掲載位置 | 50〜55頁目 |
4.大安穏と第二安定期 80年代から90年代に入ると、世界経済は安定を取り戻す。先進諸国では、変動相場制と資本移動の自由を前提として金融政策を中心としたマクロ政策運営が定着する。インフレ目標が各国で導入され、インフレ率が2%前後で安定し、そのもとで経済成長率の変動も小さくなるという「大安穏」が実現する(例外は長期停滞が続いた日本である)。 経済学の世界では均衡か不均衡かの理論対立は、均衡理論の勝…
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