〔特集〕緩和相場の毒　資金が流れる金融商品　急成長する「バンクローン」投信　魅力の裏で語られていないリスク＝横谷宏史
エコノミスト　第９１巻　第５４号　通巻４３１９号　2013.12.10

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９１巻　第５４号　通巻４３１９号（2013.12.10）
ページ数	2ページ　（全2820字）
形式	PDFファイル形式　（397kb）
雑誌掲載位置	２８〜２９頁目

　世界の投資家の間で最近、「バンクローン」が注目を集めている。ローンと言ってもバンクローンはお金の貸し借りではなく、株式や債券などと同じように投資の対象となる資産を指す。米国で量的緩和縮小の議論が本格化した今年の春先以降でも、バンクローン市場には継続的に資金が流入。日本国内で個人向けに販売されている投資信託の投資対象にも組み込まれ始めた。ただ、そのリスクについては深く知られていないことが多い。　バ…