〔アートな時間〕舞台　かなかぬち　中上健次唯一の戯曲を椿組が２７年ぶりに野外劇で＝高橋豊
エコノミスト　第９１巻　第３０号　通巻４２９５号　2013.7.9

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９１巻　第３０号　通巻４２９５号（2013.7.9）
ページ数	2ページ　（全1192字）
形式	PDFファイル形式　（391kb）
雑誌掲載位置	６２〜６３頁目

　東京の夏の土の香りがする野外劇として定着したのが、椿組の新宿・花園神社での公演である。　役者・演出家・プロデューサーの外波山文明が１９７１年、「はみだし劇場」と題して旗揚げ、全国各地で公演を展開した後、85年以降、花園神社で毎年夏に野外劇を続けている。95年からは「椿組プロデュース」として活動の幅を広げた。　一貫して「祭りとしての演劇」「土の舞台」にこだわり、同時代の作家・劇作家と創作劇に積極的…