〔書評〕読書日記 狩野永徳伝で考える青年と壮年の仕事術=佐藤賢一
エコノミスト 第91巻 第30号 通巻4295号 2013.7.9
掲載誌 | エコノミスト 第91巻 第30号 通巻4295号(2013.7.9) |
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ページ数 | 1ページ (全1728字) |
形式 | PDFファイル形式 (232kb) |
雑誌掲載位置 | 59頁目 |
×月×日 安部龍太郎さんが『等伯』で第百四十八回直木賞に輝いたことは、まだ記憶に新しい。室町時代の絵師、長谷川等伯の人生を描ききった傑作だが、そのなかでライバルとして登場したのが狩野永徳だった。織田信長、豊臣秀吉に愛顧されて、安土城、大坂城、聚楽第といったような建物に多くの絵を収めたことでも知られる、あの狩野永徳である。 京の都の絵の名門に生まれた御曹司は、裸一貫で能登から上京した主人公とは、そ…
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