〔書評〕『カネと文学 日本近代文学の経済史』 評者・板谷敏彦
エコノミスト 第91巻 第30号 通巻4295号 2013.7.9
掲載誌 | エコノミスト 第91巻 第30号 通巻4295号(2013.7.9) |
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ページ数 | 2ページ (全1167字) |
形式 | PDFファイル形式 (717kb) |
雑誌掲載位置 | 56〜57頁目 |
◇山本芳明著(学習院大学文学部教授) 新潮社・1365円 ◇「円本」と女性が生んだ近代の売れっ子作家 善悪を別として、日本独自の発達をしたガラパゴス携帯と同様に、日本語を使う「日本の近代文学」にも似たようなところがあると思う。村上春樹は今でこそ世界で売れているが、当初の文壇では珍種であった。 文学の専門用語である「純文学」や「中間小説」などはほとんど英訳が不可能な日本独自の世界であり、曖昧な輪郭…
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