〔書評〕読書日記 近代化と自殺をめぐる新しい考察=小熊英二
エコノミスト 第90巻 第33号 通巻4241号 2012.8.7
掲載誌 | エコノミスト 第90巻 第33号 通巻4241号(2012.8.7) |
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ページ数 | 2ページ (全2714字) |
形式 | PDFファイル形式 (506kb) |
雑誌掲載位置 | 58〜59頁目 |
×月×日 クリスチャン・ボードロ、ロジェ・エスタブレ『豊かさのなかの自殺』(藤原書店、3465円)を読了。極めて興味深い見解に満ちた本である。 自殺に関しては、フランス社会学の古典であるデュルケームの『自殺論』が有名だ。19世紀末、急激な近代化とともに自殺率が急上昇し、その原因が探られた。デュルケームは、貧困や神経病が主因であるという説を退け、近代化に伴う社会解体が自殺の原因であるとした。 デュル…
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