経済危機後の大転換 ニッポンの選択−−第35回−−なぜ日本だけがデフレになるのか
週刊東洋経済 第6289号 2010.10.16
掲載誌 | 週刊東洋経済 第6289号(2010.10.16) |
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ページ数 | 2ページ (全2971字) |
形式 | PDFファイル形式 (378kb) |
雑誌掲載位置 | 126〜127頁目 |
経済危機後の大転換 ニッポンの選択第35回なぜ日本だけがデフレになるのか 早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授 野口悠紀雄 これまで述べてきたように、日本が1990年代の半ば以降長期にわたる停滞に陥った基本的な原因は、新興国の工業化である。韓国、台湾、そして中国が工業化し、安い労働力を使って安い工業製品を生産できるようになったことが日本の製造業の成長を抑え、経済停滞とデフレをもたらしたのだ。 こ…
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