特集　「２００億円」判決が与える衝撃〜「報われていない」から　訴訟に踏み切る
日経ものづくり　第595号　2004.4.1

「誰のおかげでもうかっているのかを知らしめたかった」−。「自分の発明した特許が軽視されていると感じた」−。技術者がかつて在籍した企業を訴える理由はそれぞれ異なるが，「優れた発明が利益を生み，業績に貢献する」ことを誰よりも強く認識するからこそ，自分の発明が，その貢献の割に「評価されていない」ことに不満なのである。　発明の対価を求めて企業を訴える理由はさまざまだ（図）。ただ，貢献に対して技術者が「報わ…