Ｒｅｐｏｒｔ〜持ちこたえた自治体、流通、金融　製造業はダメージ、被害に差
日経コンピュータ　第779号　2011.3.31

この記事の情報
掲載誌	日経コンピュータ　第779号（2011.3.31）
ページ数	4ページ　（全2899字）
形式	PDFファイル形式　（635kb）
雑誌掲載位置	10〜13ページ目

　３月１１日に東北・関東地方を襲った東日本大震災による情報システムへの被害は、家屋の倒壊などに比べて軽微だったことが本誌の取材で判明した。　一部の自治体ではサーバーが建物ごと津波に襲われたが、戸籍デ　ータや住民基本台帳のデータは無事だった（図１）。スーパーなど流通業は、店舗のシステムこそ被害を受けたが、本部のシステムの被害は免れた。金融機関は停電などでＡＴＭが停止したものの、勘定系システムに影響は…