特集　首里城炎上の教訓〜首里城炎上の教訓
日経アーキテクチュア　第1161号　2020.2.13

２０１９年１０月３１日未明、沖縄文化の象徴とされる首里城が炎に包まれた。木造で復元した正殿から出た炎は、鉄筋コンクリート造の建物に次々と燃え移り、約１１時間も燃え続けた。その結果、首里城の中心施設７棟が全焼した。なぜ被害がこれほどまでに拡大してしまったのか。消火活動を詳細に検証するとともに、識者の意見を交えながら再建に生かすべき教訓を探る。（森山敦子、坂本曜平）炎上する首里城正殿。１０月３１日午前…