究める住宅　Ｑｉｌｉｎ（千葉県佐倉市）〜乱尺張りで表情豊かに
日経アーキテクチュア　第999号　2013.5.10

室内の壁の仕上げとして、本来は下地材に使うラワン合板を乱尺張りにすることで、住空間に繊細な表情が生まれた。グラフィックデザイナーの建て主と設計者、施工者の“共作”だ。　千葉県佐倉市の郊外の斜面地に在来木造工法で建てた個人住宅。室内の壁面の在り方を３０代の建て主と設計を担当した松島潤平建築設計事務所（東京都港区）の松島潤平代表が一緒に考えた。　住宅は諸室を小文字の「ｈ」の形に配置して緩やかにつないだ…