特集　報酬は新基準で増やせるか〜現状と対策　建築実務者３３４人の意識調査を読み解く
日経アーキテクチュア　第897号　2009.4.13

設計者あるいは建築設計事務所にとって、報酬に関する問題ほど厄介なものはない。新業務報酬基準の最大の課題は実効性の担保だ。待遇改善に向け、新告示をどう役立てるか、識者の声やアンケートの意見から探る。　「報酬の値上げは死活問題」。今、多くの建築士が待遇改善を切望している。構造計算書偽造事件の再発防止策として打ち出された改正建築基準法で業務負荷が増加。そこに不況が直撃。過当競争で報酬が下がり、環境悪化に…