デザインのヒント〜ノンホモジナイズ牛乳
日経エコロジー　第141号　2011.3.1

この記事の情報
掲載誌	日経エコロジー　第141号（2011.3.1）
ページ数	1ページ　（全367字）
形式	PDFファイル形式　（368kb）
雑誌掲載位置	130ページ目

　表層にできるスプーンですくえるほどのクリームは、生乳を低温殺菌し、乳脂肪を均質化しないノンホモジナイズ牛乳の特徴だ。乳脂肪、乳たんぱく質の含有量の高い母乳を出すジャージー種乳牛を、森林の中に１年３６５日２４時間、自然放牧する森林酪農という酪農法から生まれた。牛乳という新たな収入源を生み出しただけではない。下草を牛が食べることで、木々が手入れしやすくなり森がよみがえる。　この牛乳は“自然資本”を活…