〔安全保障〕米「戦争省」復活で強まる暴力性　ポリコレ排除で防衛から攻撃志向＝丸山浩行
エコノミスト　第１０３巻　第２８号　通巻４８８２号　2025.10.7

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第１０３巻　第２８号　通巻４８８２号（2025.10.7）
ページ数	2ページ　（全2438字）
形式	PDFファイル形式　（514kb）
雑誌掲載位置	７０〜７１頁目

　トランプ米政権が国防総省を「戦争省」へと名称変更するのは、第二次世界大戦後の米軍の「軟弱姿勢」を改める思惑があるようだ。戦争違法化の現代から自由自在に戦争ができた近代へと時計の針を逆戻りさせる可能性すらある。　世界最大の軍事力を抱える米国のトランプ大統領は９月５日、国防総省（デパートメント・オブ・ディフェンス）を「戦争省」（デパートメント・オブ・ウォー）へ名称変更する大統領令に署名した。戦争省は…