
〔書評〕歴史書の棚 戦争終結の遅れはなぜ? 「聖断」に触れた2冊=井上寿一
エコノミスト 第103巻 第26号 通巻4880号 2025.9.16
掲載誌 | エコノミスト 第103巻 第26号 通巻4880号(2025.9.16) |
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ページ数 | 1ページ (全920字) |
形式 | PDFファイル形式 (273kb) |
雑誌掲載位置 | 56頁目 |
「戦後80年」の今年、先の大戦を振り返る時、なぜ戦争は少しでも早く終わらなかったのかとの疑問が浮かぶ。せめて1944年中に終わっていれば、本土の空襲も沖縄戦も二つの原爆投下も日ソ戦争もなかった。それなのに日本が降伏を決定したのは45年8月14日のことだった。 この疑問に対して、波多野澄雄『日本終戦史 1944─1945 和平工作から昭和天皇の「聖断」まで』(中公新書、1210円)は、先の大戦が「複…
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