〔特集〕宗教と世界＆経済　キリスト教右派　圧倒的動員力で米国政治を左右　トランプ氏自身も神へ傾斜か＝西山隆行
エコノミスト　第１０３巻　第１９号　通巻４８７３号　2025.7.8

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第１０３巻　第１９号　通巻４８７３号（2025.7.8）
ページ数	2ページ　（全2504字）
形式	PDFファイル形式　（718kb）
雑誌掲載位置	３２〜３３頁目

「福音派」とは本来、多種多様な思想の集団だが、米国政治では「キリスト教右派」を指す。かつては民主党支持の時代もあったが、レーガン大統領時代に共和党支持へ流れた。　今年１月に就任したトランプ米大統領は３度の結婚歴と、有罪判決も含む数多くの性的スキャンダルを抱えているにもかかわらず、聖書を重視する「福音派」などのキリスト教右派（宗教右派）の支持を集めるというねじれた構図になっている。１期目（17〜21…