〔特集〕防衛産業最前線　日本の防衛産業　米軍機や艦船を日本が整備　装備品や防衛技術を共同開発＝小野圭司
エコノミスト　第１０３巻　第１８号　通巻４８７２号　2025.6.24

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第１０３巻　第１８号　通巻４８７２号（2025.6.24）
ページ数	3ページ　（全3392字）
形式	PDFファイル形式　（2109kb）
雑誌掲載位置	２０〜２２頁目

　今年度の防衛関係予算は前年度比９・４％増の８・７兆円。日本の防衛産業は国際社会でより積極的な役割を担うことになる。「防衛生産・技術基盤はいわば防衛力そのもの」　安全保障環境の緊張度が増す中、政府が２０２２年に改定した防衛力整備計画にある文言だ。ただし防衛産業を巡る状況を見ると、課題と期待が交差している。　まず、日本の武器製造のこれまでを振り返っておこう。戦国時代に世界有数の火縄銃生産大国となった…